愛するワンちゃん猫ちゃんの弔い!ペット火葬における基本知識や疑問にお答えいたします!

このサイトでは、ペット火葬における基本知識について、火葬の種類はいったいどんなものがあるのか、お骨は残せるのかなど、それぞれの種類と特徴を説明しています。
火葬の種類によって、お骨の埋葬方法も異なってきます。
火葬についての知識をしっかりと理解することで、それぞれ合ったものを選ぶことができます。
家族の一員である大切なペットのため、しっかりとお見送りをしてあげられるように、最後まで飼い主の務めを果たしましょう。

目次
  1. 愛するワンちゃん猫ちゃんの弔い!ペット火葬における基本知識や疑問にお答えいたします!
    1. ペットが亡くなってすぐやるべき事!ペット火葬に特化した霊園への連絡と手続きについて
    2. ペット火葬を公営霊園で執り行う場合の費用相場について
    3. ペット火葬を民間の火葬業者で行う場合の費用相場について
    4. ペット火葬にかかる所要時間について
    5. ペット火葬において注意すべきポイント①ペットと一緒に火葬できるものを把握しよう(2022/12/23)
    6. ペット火葬において注意すべきポイント②ペットと一緒に火葬してはいけない物の把握(2022/12/23)
    7. ペット火葬において注意すべきポイント③火葬場における飼い主の服装とマナー(2022/12/23)
    8. ペット火葬において注意すべきポイント④全国ペット霊園協会や安心マークの付いた霊園選び(2022/12/23)
    9. ペット火葬において注意すべきポイント⑤ペット供養と法要の時期とタイミング(2022/12/23)
    10. ペット火葬を行う理由は衛生面による感染症の問題があるから(2023/10/26)
    11. 動物病院への遺体引き取りとペット火葬のトラブル(2023/10/26)
    12. ペット火葬に参列する場合に渡すこともできる香典(2023/10/26)
    13. 外国でもそれぞれのやり方でペット火葬は行われている(2023/10/26)
    14. ペット火葬の歴史は江戸時代頃から始まっていた(2023/10/26)

愛するワンちゃん猫ちゃんの弔い!ペット火葬における基本知識や疑問にお答えいたします!

ペット火葬の種類は、大きく4種類に分かれます。
立会個別火葬と個別一任火葬、そして合同葬と訪問火葬です。
立会個別火葬と個別一任火葬では、ペットちゃんを個別に火葬しますので、お骨を残すことができます。
合同葬は、他のペットちゃん達と一緒に火葬するため、お骨を残すことができず、火葬後はペット霊園の墓地などへ納骨供養されお墓に共同に埋葬されます。
訪問ペット火葬は、火葬車がきてその場ですぐに火葬してくれるものと、ご遺体を引き取り後日お骨をお渡しするものとがあります。
これらのペット火葬についての基本知識をきちんと理解して選ぶようにしましょう。

ペットが亡くなってすぐやるべき事!ペット火葬に特化した霊園への連絡と手続きについて

ペットと生活している中でいつかは最後のお別れをする時がくるので、最後の時の事も考える事は飼い主にとって重要な役割でもあります。
亡くなった際は供養方法としてペット火葬を希望する飼い主は多くいますが、実際に選べる業者はとても多いので出来れば事前にチェックしておく事が大切です。
特にペット霊園では合同で埋葬するタイプや個別埋葬の他、飼主と一緒にお墓に入る事ができる霊園もあります。
利用したい供養方法を事前に決めておき、ペット火葬も含めて把握しておく事が大切です。
また実際に手続きに必要な書類や連絡方法なども、事前に調べておく事でスムーズに依頼する事に繋がります。
特に人気のある場所の場合、予約が必要な場合もあるので把握しておく事が重要です。
ペットがなくなるまえに火葬方法など調べるのは縁起が悪いと感じる飼い主もいますが、いざその時が来た時に慌ててしまう事は想定されます。
ペットと納得できる最後のお別れや供養を希望するのであれば、事前に調べて準備をしておく事が大切です。

ペット火葬を公営霊園で執り行う場合の費用相場について

犬や猫以外にも小動物をペットで飼育されている人も多いかと思われますが、小動物が死んだときなどは庭などに埋葬するのではなくペット火葬を行う人も多くなっていて犬や猫などと同じく、ペット葬儀を専門にしている会社に依頼するもしくは公営化相場を利用するなどの2つの依頼先における選択肢があります。
住まいの住所を管轄している火葬場が公営の火葬場に相当するのですが、ペット火葬の費用は1,000円から1万円が相場といわれています。
民営の金額と比べるとかなりリーズナブルな値段になって来るのですが、一般的な火葬場は人間の火葬を行うための施設でその一角に動物専用の火葬炉が設けてあり、そこで他の動物と一緒に処理が行われる関係から金額そのものが安くなっているわけです。
また、他の動物とまとめて処理が行われますので自分のペットだけの遺骨を返して欲しいなどの要望を聞き入れて貰えないなど、遺骨をお墓に埋葬したいときなどは民営のペット火葬がおすすめです。

ペット火葬を民間の火葬業者で行う場合の費用相場について

ペット葬儀を専門にしている会社は、ペット霊園や自社が運営するペット火葬施設で火葬式を執り行うことができるようになっています。
これは民間の火葬業者によるペット火葬になるのですが、費用相場は動物の種類や大きさにより異なります。
例えば、猫などの場合は体重が2~5kgのペットでは、合同火葬では16,000円から2万円、一任個別火葬では21,000円から24,000円、立会個別火葬では23,000円から25,000円といわれています。
この金額は、チワワやトイプードルなどのような小型犬の場合も同じくらいの金額になるので同等と考えても構いません。
体重が5~10kgになると、金額はアップすることになるのですが、立会個別火葬では27,000円から35,000円、柴犬やビーグル犬など体重が10~25kgになると37,000円から45,000円です。
ゴールデンリトリバーなど体重が25~40kgの場合は47,000円から55,000円で、土佐犬やセントバーナードなどのような体重が40kgを超える場合は57,000円以上が費用相場といわれています。

ペット火葬にかかる所要時間について

ペット火葬の所要時間を「動物を火葬炉に入れてから骨になるまでの時間」とすると、これはペットの大きさや状態、火葬炉の性能などによって異なります。
基本的には大型の動物であるほど、時間がかかると考えておくと良いです。
ペット火葬にかかる時間の目安について例示すると、ハムスターをはじめとした小動物は30分前後、猫や小型犬だと1時間前後、それより少し大型の動物だと1時間30分程度で、さらに大きな動物になると2~3時間はかかります。
個別立会火葬を選択した場合は、作業が完了するまでは施設内で待つ必要があります。
終わるのがお昼を過ぎるようであれば、待機中の昼食をどうするのかも事前に考えておく必要があるでしょう。
なお、参列者の移動時間や葬儀、お別れの時間、納骨などを含めた個別立会のペット火葬全体の所要時間は、火葬の時間に1~2時間程度加えたものになります。
これを参考に、ペット火葬を執り行う日時を決めるようにしましょう。

ペット火葬において注意すべきポイント①ペットと一緒に火葬できるものを把握しよう

ペット火葬のときに、生前ペットが好きだったグッズを棺の中に入れておきたい、このように考える飼い主さんは多いのではないでしょうか。
しかし、ペット火葬では棺の中に入れたグッズで遺骨に悪影響を与えてしまったり、悪臭などが生じるものもあるなど入れてはならないものの方が多いようです。
基本的に、燃え残るだけなら何を入れても良いのではいか、金属などは燃えないのでそのまま残るだけなので首輪を入れてあげたい、このように考える人も多いといえます。
基本的に、出棺のときに入れても良いものは数枚程度の写真や小さな手紙およびメッセージカード、生前好きだったおやつやペットフード、少量のお花などです。
ペットフードやおやつを入れるときには中身だけ、ご飯やおやつの容器は一緒に火葬することができないので注意が必要です。
それと、火葬場までペットをダンボールなどに入れて持ち込んでいるときなど、ダンボールも一緒に火葬することはできないので専用の棺に入れてペット火葬をしなければなりません。

ペット火葬において注意すべきポイント②ペットと一緒に火葬してはいけない物の把握

犬や猫が生前大好きだったおもちゃを棺の中に入れてペット火葬をしたい、このように考える飼い主さんは多いといえましょう。
人間などの場合も、火葬で燃やせるものならば棺の中に入れてあげることができるわけですが、中には入れてはならないものも存在していてこれはペット火葬においても同じことがいえます。
棺の中に入れる品物のことを副葬品といいますが、火葬はそもそも衛生的に遺体を自然に還すものであり、ペット火葬での出棺は飼い主さんの気持ちの整理を付けるなどの目的もあります。
また、個別火葬のときなどは火葬後に遺骨を参列者全員で確認をしてからお骨上げをするのが一般的です。
おもちゃなどは基本的に一緒に火葬することはできません。
例え小さなものでもゴムやプラスチック製のものを一緒に燃やせば黒煙が発生することもありますし、悪臭などにより火葬にも悪影響を与えてしまいます。
一緒に入れられるものには何があるのか事前に把握した上で準備をする、おもちゃ類は納骨のときに骨壺の中に納めたりお墓に安置してあげるのがおすすめです。

ペット火葬において注意すべきポイント③火葬場における飼い主の服装とマナー

ペット葬儀は、家族の一員として生活を共にしてきた大切なペットが亡くなったときに行われるお葬式の総称、人間のお葬式と同じく火葬を行うことになるのですが、これはペット火葬と呼ばれるものでペット専用の火葬場や公営の火葬場の中にあるペット専用火葬炉などで行うことも可能です。
ただ、公営の場合は個別火葬ができないケースが多いこと、遺骨の返却が行われないなどからもペット火葬後に遺骨を返して欲しいといったときにはペット葬儀社やペット霊園の個別火葬もしくは一任火葬のいずれかを利用することをおすすめします。
一任火葬の場合は火葬場に出向くことはないのですが、個別の立会火葬は火葬場に出向く必要があります。
この場合、どのような服装にすべきか迷う人も多いかと思われますが、ペット葬儀専用の葬儀場もしくは火葬場などでは派手な洋服や華美な服装に注意をしておけば特別気にする必要はありませんし、喪服でも普段着でも構いません。
むしろ、ペットと過ごしていた際に着ていたような洋服を着るのも供養になるのではないでしょうか。

ペット火葬において注意すべきポイント④全国ペット霊園協会や安心マークの付いた霊園選び

ペット霊園はペット火葬の依頼先の一つ、他の業者にペット火葬を依頼して遺骨の納骨だけで利用することもできますし、火葬だけをお願いすることもできるメリットもあります。
ただ、ペット霊園の中にも悪質な業者が存在している、当初の見積もりよりも高額な請求を受けたなどの被害もあるので、安易に利用すべきではありません。
ペット霊園を選ぶときには、安心マークや全国ペット霊園協会に加盟している施設を使うことで高額請求などのトラブルを回避することができます。
各施設の公式サイトにアクセスを行い、サイト内で全国ペット霊園協会の加盟の有無をチェックしたり安心マークのチェックをしておけば優良業者を利用してペットのお葬式やペット火葬が可能になって来ます。
業界団体に加盟しているのか否かの確認はトラブルに合わないための防御策になるのですが、他にも会社情報の確認や口コミ評判を使ったり、契約内容をじっくり確認してからサインすること、事前に施設まで足を運ぶなども大切です。

ペット火葬において注意すべきポイント⑤ペット供養と法要の時期とタイミング

ペットが亡くなってしまったとき、ペットの火葬をしなければならないなどからネットで調べる人は多いのではないでしょうか。
ペット火葬はなるべく早めに行うのが基本ですが、これは人間と同じく腐敗が始まるからです。
季節や安置の仕方によっても変わりますが、夏時期は3日が目安冬場でも5日以内にはペット火葬を行ってあげるなどが供養に繋がります。
あまり長く保管していると腐敗が進むことになり、かわいかったペットの姿を保つことができないので、それを見てしまえば心も痛みを感じることになるわけです。
ちなみに、人間の場合も死後一晩は蘇生の可能性があるので火葬をすることはありませんが、これはペットの場合も同じです。
ペット火葬のタイミングは早くて一晩おいた翌日以降がベスト、その間体を撫でてあげたりブラッシングをしてあげましょう。
なお、ペットの法要は人間と同じように49日を迎えたときに納骨を検討するのが良いのではないでしょうか。

ペット火葬を行う理由は衛生面による感染症の問題があるから

ペット火葬を行う理由ですが、旧来の日本ではペットが無くなると土葬という方法で遺体処理をしていましたが、土葬の場合、家庭で亡骸を埋めるということから衛生面による問題が大きくご近所トラブルの原因になることから火葬という方法が適用されるようになりました。
また、ペットは日本の法律では所有物という形でモノ扱いになるため、遺体という扱いにならず廃棄物という形で処理するという法律によりペット火葬事業者と呼ばれる事業者が現れペットのお葬式を代行するまでに至ります。
つまり、ペットを家族として扱う遺族側の心情をくみ取り最もペットの亡骸を安全に処理する方法がペットの火葬になり、ペット火葬事業者はペットを家族という形で迎えて火葬を行うことを目的に活動をしています。
逆を返すと、ペットをペット火葬の葬儀会社を通さず廃棄物として処理する場合、ゴミという形で処理するため、家族に近い存在をゴミという形で処理してもよいのかというのがペットの亡骸を燃えるゴミという形で処理する行為です。
ペットの亡骸をゴミとして処理することに抵抗があるが故にペットの火葬事業を利用しペットを火葬処理し、衛生面をクリアにするというのがペットを火葬する理由です。

動物病院への遺体引き取りとペット火葬のトラブル

予期していないときに訪れるペットとの別れは、心の準備をしている方もショックは大きいものです。
ペット火葬は個別火葬ができ、自宅などの指定した場所に行くことができる移動火葬車があります。
高性能な火葬炉を用意する葬儀会社もあり、臭いや煙はもちろん、ダイオキシンの発生も心配なく利用できます。
ペット火葬の後にお骨を納める納骨堂が用意されていることも重要であり、納骨棚を選ぶことも可能です。
動物病院でペットが亡くなるケースもあるため、動物病院から遺体を引き取れる葬儀会社に注目です。
緊急時の対応ができ、車などの移動手段を持たない方も、連絡をすれば車を手配してくれます。
許可を取れる場所なら、病院付近でペット火葬を行うことも可能なので、相談をしながら柔軟な対応ができます。
場所によってトラブルが起こることのないように、きちんと許可を取るなどの必要な準備を段取り良く進められることが必要なので、スタッフ対応を確認しましょう。

ペット火葬に参列する場合に渡すこともできる香典

亡くなったペットを供養するために、ペット火葬をすることができます。飼い主だけが火葬に立ち会うこともできますが、親しい人を呼んで火葬の場に立ち会ってもらうことも可能です。
ペットが生きていた時に仲良くしてもらった人などを呼ぶこともできます。
ペット火葬に参列する人は、人間のお葬式のように特別なものを用意する必要はありません。
香典なども基本的に渡す必要はないので、お金をあらかじめ用意することも不要です。
ですがペットを飼っていた飼い主のために、香典を渡すことも可能です。このような場合には、あらかじめ気をつけた方が良いこともあります。
渡す金額にも気をつける必要があり、あまり高額な金額を渡さない方が最適です。
ペット火葬なので人間の葬儀のように多く渡す必要はなく、数千円程度でも十分です。
1万円以上のお金を渡してしまうと、かえって飼い主が困ってしまうこともあります。飼い主がお返しをしなければいけないということも考慮して、金額を決めることが重要です。

外国でもそれぞれのやり方でペット火葬は行われている

外国でもペット火葬を行うことが増えています。アメリカでは日本と同じように葬儀を行い火葬、そして埋葬という流れが一般的です。
棺のまま埋葬する場合も一部ではありますが、最近では火葬するサービスが多くなってきました。
これは人の葬儀でも過半数が火葬しているという流れを汲んだものです。アメリカは国土が広いので、ペット納骨堂ではなく草木の中に墓地を立てて埋葬します。
中国は経済発展に伴いペットが家族の一員となるケースが増えました。ペット火葬を取り扱う業者はあまり多くありませんが、高級葬儀が話題になっています。
高級な棺や花壇を用意し、リムジンで運ぶなど人の葬儀よりお金がかかっているケースが少なくありません。
火葬後の遺灰からダイヤモンドを作るというサービスもあります。
仏教国であるタイでもペット火葬は行われています。仏教寺院で行われ僧侶が読経し、お布施など人の葬儀と変わらない光景も見られます。火葬後は川に遺灰を流す散骨が一般的です。

ペット火葬の歴史は江戸時代頃から始まっていた

亡くなったペットを焼いて供養するという行為は江戸時代以前から行われていました。
ただし、ペット火葬に近い行為は一部の上流階級のみで、それ以外の人々は野焼き同然にしていたようです。
明治頃に入ると、火葬専用の小屋が建てられ、ペットにムシロをかけて炭や石炭で燃やすようになりました。
ペット火葬で使用されるような焼却炉はまだなかったため、数時間~10時間前後という長時間をかけて燃やす必要がありました。
ペット火葬の歴史のなかで焼却炉を使用するようになったのは、昭和20年頃の東京、寺院に属するペット霊園がペットを火葬して弔う方法を初めて行ったと言われています。
人間に対して焼却炉を使った火葬をするようになったのが昭和に入ってからだったため、ペットに対して火葬するまではさらに時間がかかりました。
関西にペット火葬がひろまったのが昭和30年前後、全国に徐々にひろまったのは昭和40年以降だったようです。
ペットを家族と考える家庭が増えたことで、火葬して弔うという考え方はより重要なものとなっています。

著者:中村栄一

筆者プロフィール

奈良県奈良市生まれ。地元でペット火葬業者を運営。愛するペットの火葬で後悔しないために記事をまとめました。
ペット火葬 奈良