ペット火葬にはどういった種類があるのか?

ペット火葬にはどういった種類があるのか?

現在、ペット火葬には大きく分けて、「合同」、「個別一任」、「個別立会」の3種類の形式があります。
大半のペット火葬業者は、この3種類全てに対応しており、飼い主は希望に応じてプランを選べるようになっています。
合同火葬では複数の飼い主のペットがまとめて火葬され、その後ペット火葬業者が管理する合同供養墓に埋葬されます。
遺骨が他のペットと混ざることになるため収骨などは不可能ですが、3つの方法の中ではもっとも安い費用で依頼することができます。
これに対して個別火葬は、他のペットとは混ぜずにその動物のみを火葬する形式で、収骨を飼い主らで行いたい場合は立会形式を、すべてペット火葬業者のスタッフに任せたい場合は一任方式を選択します。
人間の葬儀と同じような形で亡くなったペットとお別れする機会をつくりたい場合は、個別立会形式を選択すれば実現することが可能ですが、3つの形式の中ではもっとも費用がかかる点には注意が必要です。

ペット火葬で立会火葬を選択するメリット・デメリット

ペット火葬と一口に言っても、そのプランは大きく他のペットと一緒に火葬する合同プランと、依頼者のペットのみを火葬する個別プランの種類に分けられます。
また、個別プランはさらに立会・一任・移動火葬車の3種類に分類されますが、これらの中で最も人間の葬儀に近いのが立会火葬です。
立会火葬は、人間の葬儀と同じように火葬に立ち会えるプランで、お骨拾いにも参加することができます。
そのため、亡くなったペットを最後まで見届けてあげたいという場合は、立ち会いできるプランを提供している火葬業者を選択すると良いでしょう。
ただし、立ち会い可能なプランは、業者にペットを預けてお骨上げも代行してもらう一任プランや、焼却炉を搭載した車両が自宅まで来てくれてペット火葬を行う移動火葬車プランと比べると、費用が高めに設定されています。
加えて、ペットの大きさ(体重)にもよりますが、火葬の時間も1~2時間ほどとなっているので、スケジュールに余裕を持って依頼することが大切です。

著者:中村栄一

筆者プロフィール

大分県日田市生まれ。